1つ前の話で書いたのだけど2020年欅坂46にはまった
2020年は正直NEWSと欅坂で生きてきたと言っても過言ではないぐらいNEWSと欅坂をずっと聴いていた
でもまだまだメンバーひとりひとりについて詳しいわけでなくにわかファンである
そんなにわかファンが欅坂のドキュメンタリー”僕たちの嘘と真実”を見たのでブログを書くことにした
このドキュメンタリーの”嘘”とは私たちファンを含めた外部の人間が抱いている欅坂ってこうなんだろうといったそういう部分なんだろうと思う
そして本当はこうなんだよこうだったんだよというのが”真実”なんだろう
ブログを書くためにメモを取りながら印象に残った部分をまとめていたら8ページとかになったので特に印象に残った部分について書こうと思う
世界には愛しかないのMV撮影のシーン
初めてフロントメンバーに選んでもらってソロの撮影をするもどうすればいいかわからなくて苦戦して涙する渡邉理佐ちゃん
悩んでいるメンバーがいる中圧倒的な表現力を見せる平手友梨奈ちゃん
それを見て涙する小林由依ちゃん
同じグループのメンバーでこういう場面はきっと他のグループにもあるんだと思う
でもそれをばねにともに成長していくのだと思う
だけどこのグループは違った
切磋琢磨してもちろん個々が成長はしていると思うけれどそれは”平手友梨奈”という人間も同じでその力はすごかった
初めて平手友梨奈が公演を休んだ時のことを
”正直バックダンサーだなって感じることはあった”と語る守屋茜ちゃん
しかしその後に続くのは
”でもそれは平手の後ろだからできるっていうところは正直あったんですよ。だから、他の誰かがそこに立って自分ができるのかってその当時は自信がなかった”と語る
平手友梨奈の後ろだったらバックダンサーもできる
私はこの言葉を聞いた時同じグループなのに…って正直思ってしまった
この先もこう思って活動していくのだろうか…そう考えるととてもツラいしもし、自分の推しがずっと同じメンバーのバックダンサーでいたらって思うと見てられないかもしれない
メインで立っている人のことを嫌いになるかもしれない
そう思わずにはいられなかった
だけどそんな考えも時間が経つにつれ変わっていく
それをこのドキュメンタリーは見せてくれる
守屋茜ちゃんのこのセリフが
”あれから2年が経ってそこの考えが変わったことに驚いています”と変わるところがとてもよかった
救われた
”みんなで手をつないで崖にいる。輪になって一歩踏み外したら全員が落ちるんじゃないか。
一人落ちたら全員が落ちていく”
これは石森虹花ちゃんがインタビューで語った言葉だけどすごく印象に残っている
見終わった後もこの言葉がずっと頭に残っていた
実際に映し出される映像を見ていてもこの言葉には納得させられる
それはきっと平手友梨奈ちゃんもそうだったのだろう
2017年の紅白終了後彼女は「一旦欅坂を離れそうと思います」と告げる
自分ばっかり目立ってしまう、だから私はグループから身を退いて辞めようと思うというような内容だったらしい
一歩踏み外したら全員が落ちるんじゃないか。
一人落ちたら全員が落ちていく
もう崖のギリギリに立っていたのだろう
”きっとすごく感性が豊かな子だから普通感じないような人の心とか空気感とかを敏感に察知しちゃうのかな”とキャプテンの菅井友香ちゃんは言う
彼女は自分がこれ以上進むと崖に落ちてしまうことをわかっていたのだろう
だから手を離そうとした
メンバーは一旦離れようと思うという話を聞いて全力で止めた
それに対して”みんなの意見を聞いてから決めようと思う”と言うのはとてもずるいように感じるけれど彼女がメンバーに尋ねたのは
みんなは今、欅坂をやってて楽しいですか?
だった
彼女はそれから2年グループに残ることになる
休むことも多かったがグループに残った
2年経った欅坂は違った
”2019年の夏のツアーはみんなセンターがいないっていうことの自身のなさよりもそれを補うように頑張ったっていう方が今回は強かったかな”
”去年は乗り越えられなかったことも今年は乗り越えられた”小林由依
”それぞれが自分が何をやらなきゃいけないのかこの公演でわかってきたから
多分みんなで一緒にやるのも大事だけどそれぞれの覚悟があったのかな”尾関梨香
彼女たちはしっかりと成長をしていた
振り付けのTAKAHIROさんは大人の責任って何だと思いますか?と問われて
”見続けることじゃないでしょうか”と答えている
しっかりと成長するのを彼はずっとそばで見続けてきたのだろう
2019年の紅白終了後楽屋から出るメンバーひとりひとりと抱き合ってもう一緒に活動できないことを告げているのだけど2017年必死でメンバーが引き止めた時とは違った
”ありがとう”
”体を大事にするんだよ”
”やりたいと思ったことを正直にやり続けて”
”ありがとう頑張ってくれて”
2年経ってみんな彼女を送り出すことができたのだ
本編は”平手友梨奈”を中心にメンバーの気持ちの変化などが描かれている
それと同じぐらい小池美波ちゃんと二人セゾンのことがとても重要である
2018年のライブで4曲目でステージから落下してしまう平手友梨奈
それに対していつも通りやってほしいと指示する舞台監督
だけど小池美波ちゃんはそれに対して
”アクシデントで平手がいなくなっちゃった時になにもできないというのが正直悔しいところもありましたし、
踊りながら思っていてソロダンスがやっぱり二人セゾンの中では印象に残るところなのでそこがなけりゃ私の中で足りないなって思っちゃってずっと迷ってたんですよ”
と語る
そして彼女は本来平手友梨奈が踊るソロダンスのパートの直前で答えを出す
後ろにいる佐藤詩織ちゃんにマイクを渡し自分がソロダンスを踊ることを選ぶ
”この会場にいる皆さんが私の敵になってもいいっていうぐらいの勢いでした”
そう彼女は語る
このパフォーマンスは特典として収録されているのだけど彼女が悩んでいる表情、覚悟を決める表情、踊り切った後後ろを向き下がるとき前を向く菅井友香ちゃんが微笑んでくれるところ
涙なしに見ることはできない
彼女はその後自分が二人セゾンでセンターをやることを悩み泣いてしまう
”私なんかでって思っちゃって”
それに対するTAKAHIROさんの返しは
”僕は、二人セゾンは小池がいいと思っています”
だった
”なんでも強くてなんでもできる人がやれる曲じゃないと思うんだよね。
これは誰かと比べる必要ないんだ。一番気にしてほしいのは前やった自分。前やった自分が今のライバルだと思って。
右の誰とかじゃない、あの時の自分より私なにか見つけられたかなとか、ちょっと前をもっと向けたとかそこを大事にしてほしい”
彼女ははじめ”平手のセゾンを作らなきゃいけないと思っていた”と話す
でも時間をかけて”平手と対になるセゾンを作りたいと思って”と変わる
メンバーが変わっていく様子を具体的に示してくれている小池美波ちゃんと二人セゾンのシーンはとても素晴らしい
でもそのあとすぐ選抜落とされるシーンいれるのは編集ずるいわって思ったよね正直
OUTTAKEも見たのだけどそちらは他のメンバーのこともよく描かれている
今泉佑唯ちゃんが4か月の休業を経て復帰するライブで
みんなの絆を崩しちゃうんじゃないかと思って円陣に加われなかったと語るシーン
その手を引いて円陣に加えてあげる守屋茜ちゃん
裏でソロ曲を聴きながら涙を流すメンバー達の姿
休業中の原田葵ちゃんが公演を見に来るシーン、見ながら涙するシーン
復帰後のライブの練習中涙してしまうシーン、リハーサルでも柱の陰からメンバーを見つめている
復帰することの苦しさを知った
アイドルがキラキラ活動しているその裏の部分なんて知りたくない人が大勢いるのは知っている
でも知らないからこそ好き勝手言う人がいることも知っている
アイドルだけじゃない表舞台に出る人が見せないようにしている部分はいくらでもあるのだ
それでもこの仕事を選んで私たちを幸せにしてくれる
苦しい気持ちもたくさんあるだろう
私はこのドキュメンタリーを見てよかったと思った
特典のライブ映像もインタビューの完全版もOUTTAKEもどれもよかった
それはもしかしたら私がまだメンバーのことをよく知らないからそう思うのかもしれない
でも私はこのドキュメンタリーを見たから櫻坂のことも引き続き応援したいなと思ったのでほんとによかったです